プーケットウォークのブログ

現地発信プーケット日本語情報サイト『プーケットウォーク』の取材ノートです。グルメ、ショッピング、観光、ビーチ、生活など、日々感じたことや感動したことなど。

中国正月のお祭り、クラビ通り タイフア博物館前@オールドプーケット

プーケットは2月21~23日まで中国正月に合わせてオールドタウンでお祭りでした。オールドタウンエリアは車両規制で歩行者天国になり、各種イベントやライブミュージック、多数の屋台が出店してすごい賑わい。  

初日にお祭りの中心でもあるクイーンシリキット公園のそばでオープニングの行進をみて、ぶらぶら。屋台もたくさん出ていましたが座って食べるスペースがないのが残念。

オールドプーケットの象徴的建物のひとつである時計台もライトアップされ、電線も地下に埋められてすっきりした街並みはなかなか美しいです。

 

最終日はクラビー通りのタイフア博物館もお祭り会場になっていると知り、ちょっと行ってみました。タイフアは元は中華系の学校でしたが現在はプーケットのババの歴史を語る博物館になっています。

ババというのは18世紀、マレーシアから錫の採掘のために入植した華僑が、地元プーケットの女性と結婚して生まれた中華系の人たちのことです。

 

博物館の建物はライトアップされ、きれいです!ステージではバンド演奏とタイの踊りを披露しているところでした。

近年、このババの文化がフューチャーされ、オールドタウンは人気の観光ポイントにもなっています。また、2015年にユネスコ美食都市に認定され、プーケット地元料理と呼ばれるババの味がその美食に選ばれました。

 

ババの味というのは簡単にいえばババの故郷、中国福建省の味+プーケットというもの。だから、激辛タイ料理というのではなく、わりとやさしい中国風味の味なのであります。

 

この博物館のゆったり雰囲気がよくてやってきましたが、敷地も狭いので屋台も少ない。でも大好きなカポプラー(魚の浮袋入りあんかけスープ)を見つけました。食べてみたらすごく上品でおいしかった。豚のサテやプーケット名物のロバ(豚の臓物料理)など、どれも美味しそう。ここの屋台はどうも町に店を構えている名店が出店しているようでした。

このタイフア博物館があるクラビ通りはオールドタウンの中心であるタラン通りがヤワラート通りとの信号からクラビ通りに名前を変えます。短い道ですがタラン通りのように観光化されていない。

 

そのせいか、本当に昔ながらの雰囲気が残っているように思います。家の店先で売っているカノムチン(カレー汁で食べるタイ風素麺)、生春巻きの移動式屋台は1ロール15バーツ。これもテイクアウトしましたがが、具だくさんでおいしかった。

道路に置かれた戌年のオブジェ。

女学生をハグする戌?のぬいぐるみ。

オールドな雰囲気のゲストハウス。

 

ちなみにクラビ通りにはお屋敷レストランとして有名なブルーエレファント、一般開放されているチンプラチャハウスというお屋敷、2つの中華廟もある通りなのです。ショップハウスの間の細い路地を入ると市場につながっていたり、またある路地を入ると廃墟となったお屋敷で行き止まる。

 

探検と空想好きにはちょっとしたラビリンスに入り込んだようです。個人的にはこの通りに古き良きオールドプーケットを感じます。