おちおち行けない!歯の治療代@プーケット
歯の治療って、日本で保険適用外とかは高いですけど、タイではほんと歯の治療も大変というお話。
先日、ある日本人女性と話しているときに、彼女が最近歯の治療に通っているとのこと。長い間歯医者に行っていなかったから、一気に虫歯が見つかったそう。
なんでも、初めて治療した歯につめものをして800バーツ。治療済みの歯を再度治療が2000バーツ。神経治療が必要な歯は8000バーツだったか?+それにかぶせるクラウンが16000バーツ。ちなみに彼女はクリニックで治療を受けている。
まだ治療は終了していないが、日本に遊びに帰れるぐらいは支払ったとのことだった。まったく、歯医者は高い、と自分の経験談も混じえながら話が盛り上がった。
タイでは歯科治療も専門家され、神経治療、歯茎、審美歯科とか担当医は異なる。日本みたいに一人の先生が治療全部をやるということはあんまりない。なのでたとえば神経治療が必要になると、通常は二人の先生にかかることになる。
タイにはプラカンサムコムという保険制度がある。事業主は加入することはできないですが、会社組織の事業所は加入することが義務付けされている。この保険が利用できるのは、パブリックの病院のみ。
この保険だと処方される薬もそれなりと聞いたこともあるが、友人の知り合いなどガン治療(手術やキモテラピー)などもこの保険でまかなえたということで、すごいんだなあと見直していた。
ところが、この歯の治療に対してはプラカンサムコムは年間900バーツしか使えないんだそう。数年前まではは800バーツで、それも一括請求はできなかったとか。驚きの金額と設定!!
多少、パブリックの病院のがクリニックより安いとは思うが、年間900バーツではいったいどれだけの治療ができるだろうか? 抜歯は病院によるが500バーツぐらいと聞いている。時々、歯、抜いちゃったあ~ときくが、治療費問題ゆえのことだろう。
実際、クリニックにやってくるタイ人も治療費の値段を聞いてすごすご帰っていく人もいるそうだから。
タイの歯医者って海外留学してくる先生も多いせいか、設備や技術も進んでいる。私は以前、インターナショナル病院の歯科に通ってことがあるが、設備はいいし、先生はちゃんと英語もしゃべる。料金は彼女が話していたのと同じぐらいだった。
タイ人の歯って、丈夫そうであまり虫歯もないように思っていたが、急速に発展しているタイは、食生活も変わってきている。プーケットにも歯医者は急激に増えているので虫歯になるタイ人も増えているのだろう。
需要も増えて、歯科技術も進んでいるのに、保険制度は全然時代についていけない状況。いったい、いつになったらもうちょっと気軽に歯医者に通えるようになるのだろうか。