プーケットウォークのブログ

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パンガー湾カヌーとジェームス・ボンド島観光++

久々にプーケットから船に乗って、パンガー湾へのカヌーツアーにお出かけ。プーケット北部にあるアオポーという船着き場から出発。船は結構大型船で、カヌーも20艘以上搭載していた。

 

ここで、ちょっとパンガー湾について説明。

パンガー湾 (タイ語อ่าวพังงา英語Phang Nga Bay) は、プーケット島タイ南部マレー半島に囲まれたアンダマン海域400 km²の1981年湾周辺域はパンガー湾国立公園に指定された。国立公園はパンガー県内に位置する。

パンガー湾国立公園(海洋国立公園)は、2002年8月14日、生態系の国際的重要性からラムサール条約 に登録された(no. 1185)。

パンガー湾は水深の浅い湾である。湾内には42の島があり、潮間帯森林湿地、28種類のマングローブ藻場サンゴ礁などが見られる。(ウィキペディアより)

 

パンガーはひと言で言えば大いなる自然が広がる田舎。湾内の島々は石灰岩ででき、その形はまさに奇岩!鍾乳洞もたくさんある。そのパンガー湾で一番人気のアクティビティがシーカヌーなのだ。 

 

パンガー湾は内海なので、1年中穏やか。海は緑色をしている。本日はエージェントを経営しているR子のインスペクションにお供させていただいた。船は海を滑るように走っていく。乗船して約1時間。パンガーの奇岩が見えて来た。いつ見てもすごい造形だなあと思う。奇岩の風景には雲もお似合いで、薄曇りの中に見る奇岩も風流を感じる。

 

このツアーは本格的なカヌーツアーではなく、2ヵ所でカヌーを楽しみ、その後に観光名所にも行くという、お手軽なツアーだ。

この日も40人以上のお客がいたため、最初に胸に貼ってもらったステッカーのナンバー順にカヌーに乗船するとアナウンスがあった。その順番を待ってすでに海に浮かんでいるカヌーに乗り変える。カヤックガイドが同乗するので、私たちは乗っているだけ、となる。

 

最初はパナック島の大洞窟に入った。潮の干満で洞窟に入るため、大型船が5艘ぐらい洞窟前に停泊。洞窟内は混み合っていた。ガイドが頭につけているライト以外は光がないので真っ暗。途中、コウモリのおしっこ臭い。これ、1,2艘のカヌーだけだったら、全然印象も変わっただろうな。

 

 

2回めはパナック島から15分ぐらい走ったところにあるホング島。ステッカーの順番にカヌーに乗るというルールは2回めにしてなくなった。日本人は私たちだけ。中国人もいない。今回はイラン人の団体が一緒だった。この人たちもルールは無視する人たちらしい。

 

さて、ホング島ではギザギザした岩肌の小さなケイブをくぐったり、その向こうに広がるラグーンを巡ったり、パンガー湾の魅力を凝縮したような、自然と静けさに満ちた空間を満喫できる。ここはとってもいい!この岩はゾウの形をしている、これはトリ、亀だ!など、カヤックガイドがタイ語で教えてくれた。タイ語が堪能なR子が、彼はタイ語が下手だといって、どこの出身か聞いていた。彼はモン族なんだそう。タイ北部の山間部からやって来た人だ。

 

苔がみっちり生えた岩の下を頭を下げてカヌーで通過。水も緑が映って黄緑の世界。狭いい岩の間を通ったり、楽しい気分。おかげさまでカヌーを満喫できた。

 

その後はナカベイというところでスイミングタイム。イラン人グループはほとんどが家族連れで、大きな肥満気味の若いパパたちが先導を切って船から飛び込み。みんな泳いで楽しんでいた。

 

このスイミングの間に食事の支度がされた。時間はすでに2時。やっとランチ!かなりお腹がすいた。レディと子どもファーストとスタッフが言っているのに、割り込んで来るイラン人おやじ。ムカッ!

 

そして最後は有名なジェームス・ボンド島(タプー島)観光へ。ジェームス・ボンド?007である。その『黄金銃を持つ男』のロケ地がこのタプー島。しかしこの映画1974年製作だから、ほとんどの人が見たことない、というのが本当のところ。

 

それでも映画のロケ地ということで、古くから観光名所になり、訪れる人も多い。私なんて、来る機会がなく、長年住んでいて初めてと言ったら、R子さんにびっくりされた。

 

この島に上陸するには、島の沖合で小さな船に乗り換えて行く。すっごい小さな島に観光客がどっさり。同じ土産物を売っている土産物屋が並んでいる。店員さんはあまり売れないのか?感じもよくない。

 

さてさて、その造形に驚かされたのは、ジェームス・ボンド島ではなかった。上陸するとすぐ見えた赤い岩肌の斜めに切り立った大きな岩盤!これ自然!? すごい!奥は洞窟になっていた。

 

その向こうに、お目当てのジェームス・ボンド島が見えた。なんだ、思ったより小さな岩だ。タイ語でタプー島といわれているのだが、タプーというのは釘という意味で、海に突き刺さっている感じなので、そういわれたのか。

 

拍子抜けではあるが、その昔、007のロケハンでこの島を見つけたときは、人もいなかっただろうし、さぞかし感動的な風景だったろう、と想像した。

 

30分の観光タイムを終え、また小船に乗って、乗ってきた船に戻る。これが混み合ってなかなか大変だった。あの割り込みイランおやじが、違ったグループの船に乗ってしまったところをR子が発見。助けてあげたくないけど、おやじが違う船に乗り込んだらそれも面倒なことになる。R子が近くにいたスタッフに「あの人、違う船に乗り込んでいる」といって、助けてあげた。それなのにあのおやじときたら、スタッフに「なってない」的なコンプレインしているようだった。わがままなおやじである。

 

船に戻って、プーケットに向け出発。帰りは2時間。スイカなどをいただいていたら、なんとオカマのスタッフ(カヤックガイド)がダンスを披露という時間もあった。オカマたち、きれいじゃないけど楽しそうに踊っていた。その後には、なんとイラン人数人がイラン音楽をかけて楽しそうにダンス....。

 

いろんなものがごちゃまぜになったツアーだった。それなりに楽しめたから、いいかな。

 

パンガー湾カヌーツアーの詳細

 

phuketwalk.com