ホウガンノキ(砲丸の木)@ホリデイイン マイカオビーチ
マイカオビーチのホリデイインはずいぶんと奥まったところにある。ゲートを入ると、真ん中に南国らしい木がある。
タイ名はサーラ。日本ではホウガンノキ、英語名ではキャノンボールと呼ばれている。まさに砲丸投げの砲丸のような大きな実が、幹から直接成っている。
原産はアマゾン川流域を中心とする南米で、南アジアや東南アジアの熱帯地域にも分布している。 2~5月に最も花がつくらしい。
熱帯では、植物が、その高さを競い合うように密集して生えていくため、高い木の枝に花を付けるよりも、昆虫や鳥が集まりやすい幹に直接花をつけたほうが受粉しやすく、効率がよいのだそうだ。
なんか情緒がないな~と思うのは私だけ?でも南国らしく、強烈な感じは満々です。
この実は直径15~20センチまで成長。殻は固く、ある人のブログみていたら、4メートル上から落ちてきても割れなかったという頑丈さ。
中にはたくさんの種が詰まっていて、果肉は臭いらしい。でも種は脂質が多くて食用になるとか。どうやって食べるんだろうか?
花は鮮やかなコーラルピンク、その香りは香水にも使われる。タイではお寺によく植えられていて、釈迦が入滅したときの木、という宗教的な意味をもつ木だそうで。
で、もっと調べていると、この入滅したときの木は沙羅双樹。でも、タイや東南アジアではなぜか、このホウガンノキが沙羅双樹になっているらしいです。沙羅双樹というのは見た目も地味で、ホウガンノキのほうが断然インパクトがあります。そういう理由でしょうかね?
このインパクトがある木、初めて目のあたりにしたら、なんだこれ~!といっちゃいます。私は最初はコシレイのお寺で友人のジェイコと見たことを思いだしました。