プーケット ロックダウン-2020 4月
プーケットでの新型コロナウイルス感染者は4月5日現在で109人、タイ全体で2169人となりました。最近の感染者数は急激に増えている状況です。
プーケットは夜間外出禁止令に加え、すでに陸路と海は閉鎖されていて、4月10日には空港閉鎖が決まっています。
私が住むプーケット島はプーケット最大の賑わいを持つパトンビーチ、そして繁華街となってたくさんのバーが軒を連ねるバングラーロードがクラスターとなったということで、4月5日にはパトンビーチが封鎖されました。ついで4月6日にはプーケット南部のカロン、ラワイエリアも封鎖となりました。
ここに至るまでの新型コロナウイルスによるプーケットロックダウンへの道のりを書き留めておこうと思います。
3月24日 プーケット島内の店舗等の閉鎖
3月24日~31日までプーケットでも暫定的な閉鎖を実施する旨発表しました。現在、閉鎖は延長されています。
- レストラン閉鎖(テイクアウトは可。ホテル内レストランが同ホテルの宿泊客にのみ食事を提供する場合のみ営業可)
- ショッピングモール閉鎖。ただし,スーパーマーケット,薬、テイクアウトの食品店は営業
- コンビニエンスストア内の飲食可能なエリア閉鎖。 市場は生鮮食品、水気を伴わない食品、テイクアウトのために調理された飲食物のみ営業
- ゴルフ場及びゴルフレンジ閉鎖
- スパ&マッサージ閉鎖
- その他多岐に渡っています。
3月25日 国立公園、森林公園が閉鎖
3月25日からタイの国立公園と森林公園がすべて閉鎖されます。プーケットではダイビング客やスノーケリングで賑わうシミラン海洋国立公園も閉鎖されました。
3月28日から外出禁止令
3月28日からプーケット知事のアナウンスで20時~翌日午前3時までは外出禁止を通告しました。
3月30日 プーケットからの陸路・海絽の閉鎖
3月30日から4月30日までプーケットは本土との陸路が閉鎖となりました。数日前にプーケットの全ビーチとパトンビーチのバングラ通りが閉鎖されています。
4月10日から空港閉鎖決定
4月10日から4月30日まで、陸路及び海路についで、プーケット空港が閉鎖されます。
4月4日 プーケットのホテル閉鎖
4月4日からプーケットのホテルがクローズされます。
4月5日 パトンビーチ閉鎖
4月5日からパトンビーチがシャットダウンされました。一部の例外を除いて通行できません。
ちょうどパトンビーチが封鎖される前日にパトンビーチに行っていました。ビーチ通りとそれと並行して走るソングロイピーロードは観光の中心エリア。店も閉まり、人通りもなく、閑散としていました。ビーチも閉鎖になっているため、どこにも行き場所がないですからね。
この光景を見て、2004年のインド洋津波のときのことを思い出しました。当時はパトンビーチに住んでいて、私はなんの被害にも合わずにすみましたが、ビーチ通りなど被災したエリアはしばらく封鎖されていました。そして封鎖が解除されたあとのビーチ通りは、こんなふうに静かでした。建物は壊れていましたが.....。
ビーチには人影はなく。お天気だけが良くて....。
桟橋のある南側はパトンの中でも水の汚れが目立っていましたが、なんだかきれいになっていました。経済活動がストップすると、自然の美しさが早いスピードで戻ってくる。開発、開発のプーケット。まだ捨てたもんじゃないなと思いました。
これからこのロックダウン状態がいつまで続くのかわかりません。友人と大学構内でウォーキングしていましたが、そこも禁止となり、どこでやろうかと思案しています。予防も大事なのはもちろんですが、各自のメンタルを健全に保つことも大切ですよね。
一人の友人はピザの延長に近隣諸国にも行けないので泣く泣く日本に帰国。いつ戻って来られるでしょうか。戻ってくるにはコロナウイルス陰性の健康証明書が必要なんです。いまの日本ではそれをもらうことはとても無理ですよね。
まずはコロナにかからないことを一番に、生活と精神面を健康に維持していくかが当面の課題です。