プーケットウォークのブログ

現地発信プーケット日本語情報サイト『プーケットウォーク』の取材ノートです。グルメ、ショッピング、観光、ビーチ、生活など、日々感じたことや感動したことなど。

お屋敷や狭い路地、昔の趣きを色濃く残すクラビー通り@プーケットオールドタウン

バイクが停車している小さな交差点を境に、タランロードはクラビー通りという名前にかわります。通りの長さは600m弱となります。クラビー通りには文字通りお屋敷があったり、狭い路地があったり、美しい中華廟やプーケット料理の店など、次第に観光化されつつある中でも古き時代の趣きを残しています。 

 ちょうど交差点にあるシノポルトギースの家の1階は古くからのバイクの修理屋さん。おじさんが修理しているのは、昔のホンダ70とか80という車種。店の前にも中にもこのレトロなバイクが修理を待っています。

 

 こちらはシノポルトギーススタイルの美しい姿をキープしているタイフア博物館。プーケットの歴史や文化を展示しています。プーケットをつくった5つだったか、中華系の家族の紹介などもあり、プーケットの歴史に興味があれば見学してみるのもおすすめです。博物館の前は中華系の学校でした。オールドタウンのお祭りの時には、庭に屋台が出たり、ライトアップされてきれいです。

 タイフア博物館の隣にあり、裏からは博物館に繋がっているカフェイン。ここはプーケット名物のオーエオというかき氷が美味しいと有名で、タイ人観光客も多い老舗のカフェです。

 

 これがオーエオ。つるんとした喉越しのゼリーみたいなものがオーエオ。なんと台湾からやって来たものです。オーエオの詳細はこちら。

 そして更に歩いていくと、フレッシュマーケットはこちらという看板が。

曲がってみるとこんな狭い路地。これはオールドタウン以外にはない光景。ここを抜けると生鮮市場に出ます。クラビー通りには他にも行き止まりの狭い路地があります。行ってみると行き止まりには壁を隔てて廃墟となったお屋敷が.....。ラビリンスのようで面白いんですよ。

 

路地を抜けるとこの有名なウォールアートがあります。とっても大きなものです。ここで記念撮影は必須!

 そしてまたクラビー通りに戻りますと、オールディーズなゲストハウス『ミンショウブティックハウス』。オールドタウンにはいくつかゲストハウスがあり、昔を彷彿させる雰囲気からロマンチックな雰囲気のノスタルジーなものまでいろいろです。外観はオールディーズでもフリーWIFIやテレビなどもあり、口コミもなかなか高評価のようです。

 普通の家の軒先でタイ菓子を売るおばちゃん。昔ながらです。こういう風景が残っていいるのもクラビーロードならでは。

ブルーエレファント。元プーケット県知事のお屋敷をレストランにしています。お庭もすごく広くて、シーズンにはよく大きなパーティーが催されています。クラビー通りのアイコンともいえる建物です。 

セットメニューでいただくと、お店自慢の料理を少しずついただけるのでおすすめです。ここまでスケールの大きな豪邸はタイでもそうないのでは?と思います。

ブルーエレファントの隣はこれまた大きなお屋敷 で見学ができるチンプラチャハウスがあります。チンプラチャハウスはその大きなお庭の一部を売却して、家の前にショップハウスが建っているため、通りからはよくみえません。大きなお屋敷も今は空き家になっていたり、廃屋になっている家もあり、栄枯盛衰なのか、相続問題か、国や県で保存しないと危険な状態の家もあるのが現状です。 

さらに進むと 美しい中華廟、女神・媽祖様を祀る天后宮(てんごうきゅう)。MAE YANANG SHRINEです。海を守る神様です。

 天后宮の向かいではプーケット料理を売るお店があります。手前には厚揚げとヘイチーと呼ばれる粉もの、そしてケースの中にはロバと呼ばれる豚の内臓の料理。ロバは臭そうと思うでしょうが意外にそんな臭みはなく、地元の人はちょっとしたおやつのように食べています。ここはプーケットのロバ名店2軒のひとつです。その他、豚のミンチを湯葉で巻いて揚げたキアンもあります。

 

1つ10バーツのへーチーと厚揚げ。小麦粉にエビなどを入れて揚げたものがへーチー。昼過ぎには閉店してしまいますが、遅めに行くとへーチーはない場合もあるので、朝ご飯のようなものかも。素朴ですが、結構おいしく、超ピリ辛甘いソースでいただきます。

天后宮に隣り合わせでもうひとつある中華廟。 

クラビー通りが終わる交差点に描かれたウォールアート。これはプーケットの奇祭ともいわれる、ベジタリアンフェスティバルの一コマを描いたものです。

 見落とされがちなクラビーロード、小さなところにも目を向けてオールドタウンを楽しんでみましょう。

 

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