リタイアしたゾウたちのサンクチュアリ
ここにいる象たちは、南タイでかつて働いていたゾウたちです。エレファントトレッキングは楽しいアクティビティですが、年取ったゾウには人を乗せるための重いイスも負担です。ケガして働けないゾウはどうでしょうか?
タランにできたプーケットエレファントサンクチュアリ。昨年12月にオープンした南タイのゾウのリタイアメントホームです。ここでは餌やりは体験できますが、主に自由にブラブラするゾウたちの散歩につきあって(一定の距離を保って)自然のままに振る舞うゾウたちの姿を半日ツアーで見学します。
象たちが池で気持ちよさそうに泳いだり、仲間に「おいで!」と呼ぶトランペットのような声や、大好きな泥の中で遊ぶ姿を、眺めます。いつも犬のパンダが散歩に同行しています。
現在は5~6頭のゾウが暮らしています。数ヶ月前には度重なる繁殖の際に傷ついて眠ることもできなくなってしまったゾウがここで息を引き取りました。
悲しいことでしたが、その前にここに引き取られ、テイクケアを受けることができたのは慰めになった。と自分では思います。私が行ったときも散歩に出てくることはできない状態でした。
このツアー、欧米人を中心に人気です。オープンして以来、海外セレブも来ているんですよね。この先、もっともっと有名になっていくでしょう。
私たちにとっても、ほっとする、そんなツアーです。